麻布大学付属動物病院

愛仔(めぐしご)が死にました。加齢による代謝機能が低下しているところに、誤薬によって最悪の状態になってしまいました。仮死状態になり必死の蘇生で一命は取り留めましたが、その後は一喜一憂の状態が続きました。でも、いつも私の側にいて、元気に可愛らしいしぐさで接してくれて、心から愛していました。だけど、また、誤薬がありました。一回、誤薬で懲りているのに、バカな私のせいで飲ませてしまっていたのです。病院からの与薬は最初の方こそ、きちんとしていましたが、最後の方は端数をたくさん重ねて輪ゴムで止めて大雑把に渡すだけになってきておりました。もちろん、薬のシートに付いている薬品名もとれていたことが多かったです。心からこの仔にお詫びしたい。苦しがっている様子を見ることが辛くて、よっぽど手にかけようとしましたが、必死で生きようとしている姿が、いじらしくて、悲しくて……。
心から愛しているこの仔を受診させたことを後悔しています。

2012/01/31 21:57｜個別ページ