thanksさんの山田獣医科病院 [京都府京都市]に対しての口コミ

小学校の頃からある(40年前)病院です。　

子供の頃、自宅前で死に掛けていた猫を発見。

ありったけのお小遣いをポケットに詰め、猫を胸に抱いてこの病院に走り込みました。　

すぐに先生が診断してくださり、栄養失調だとの事で点滴をを打ってくださいました。

お金が足りなかったらどうしようかと、不安でいっぱいでしたが、

ポケットからお金を全て出して診察台の上に置き、

「これで足りますか?」

と聞いた所、　笑いながら一言、

「お小遣いは取れないなぁ。」

それから何十年かの後、数年前元旦に我が家の猫が発熱。

恐る恐る電話をかけたら、「すぐにいらしてください」とおっしゃってくださり、

何十年かぶりにドアをたたきました。　

幼少時代のお礼を述べると

「それは親父ですね。」

とのこと。　

二代に渡って経営されている事を知りました。　

所謂派手でおしゃれな「ペットホスピタル」といった経営展開をなさらず、

あくまで昔ながらの実直な「獣医さん」のスタンスを守り続けていらっしゃる所に、

昔お世話になった先代の先生の姿が重なります。

あまりにおこがましすぎて評価などできませんが、

私の中ではこの病院の先生こそ、「動物のおいしゃさん」です。

2010/11/20 02:41